2018年AWシーズンで製造休止となっていたリーバイスの復刻ライン、リーバイス・ビンテージ・クロージング(LEVI’S Vintage Clothing / LVC)が待望の復活。先日リニューアルしたモデルが入荷しました。
はやる気持ちを抑えてダンボールを開梱。
検品のために床に並べてみたら圧巻の迫力です。
これから撮影、WEBにアップしていくところですが、さわりをちょっとだけ解説しときます。
USメイドは終了するも、マニアックさはむしろ増加。
製造はこれまでのMade in USAからブルガリア製(ジャケットはトルコ製)に変更。米国コーンミルズ社製のデニムから日本のカイハラデニムへと、大幅なリニューアルを遂げています。
コストなど諸事情によって休止となったMade in USA。アメリカ製じゃないLVCなんて、と嘆くなかれ。日本が誇るジャパンデニムの雄、カイハラデニムの参加で以前よりもマニアックさが増したラインナップになっているのです。
カイハラデニムで成し遂げたファブリックレベルの復刻。
ポイントは年代別・モデル別に異なるキャラクターのデニムが開発されていること。
これまでのLVCでは言わずと知れたリーバイス御用達のコーンミルズ社製デニムが使われてきたのですが、今回からはカイハラ製のジャパンデニムを採用するという大英断。これまでデザイン・ディテールの復刻が中心で、ファブリックは年代に関わらず同じものが使われたケースもあったようです。今回のリニューアルでは年代ごとのファブリックのキャラクターをきっちりと分けて開発されているとのこと。
米国ホワイトオーク工場デニムも貴重だけど、実質的にはよりマニアック度が上がっていると思いません?
⇒リーバイス・ビンテージ・クロージングの商品ページ
コーンデニムとアメリカ製。これがリーバイスのLVCの本物の復刻版の証でした。もちろんビンテージ物には敵いませんが本家だけが出来る唯一の物であったと思います。リーバイスは何故コーンミルズ社を買収してでも手元に残さなかったのでしょうか?それが出来ない事情があったのか?それとも馬鹿なのか?